岩佐徹木版画展 直方体 2022年9月16日(金)- 19日(月祝)・23日(金祝) - 25日(日) 11:30 - 18:30
岩佐徹(1977- )の木版によるシリーズ「直方体」は、立体作品と平面作品があり、思い出したようにたまに制作されます。立体作品の直方体は、シャープな辺をもった色のかたまりです。木版で摺った和紙を折って立ち上げることで、摺るときにばれんに込めた力を内向きにし、求心性を感じられるよう意図されています。対して、平面作品の直方体は、木版のテクスチャーがあるマットな色面上に遠近感を排したアウトラインで表され、連続する端の見えないハコは永続的で、どこか遠心的でもあります。また、特に最初期においてはだまし絵の要素を多く含んでいます。 本展では、およそ20年にわたり制作された「直方体」シリーズを、新作を含む13点で振り返ります。会場であるリブレは内外装で矩形が特徴的な建物(設計清水徹氏 2006)です。その本展との相性もお楽しみください。
本展覧会DM
本展覧会予告動画(20秒)
岩佐徹ウェブサイト「岩佐徹版画研究所」