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    GamaCircus387

    異界・異形のつぶやき
    2021年8月3日(火) - 15日(日)〈会期中無休〉
    13:00 - 19:00
    お越しいただく前に、最新情報をご確認ください。

    2021gamacircus01

    #地獄行きじゃあぁぁ  2020年 シルバー925 約5.5×7.5×5cm

    2021gamacircus02

    #ありえないと彼は悟った  2019年 シルバー925 約3.5×5.5×5cm

    2021gamacircus03

    #とぐろを巻くもの  2009年 シルバー925 約5×6.5×2cm

     古くから人々は、様々な神話や伝承の世界を、絵や彫刻という目に見える形に表してきました。異界・異形の造形物が途切れることなく制作されてきたのは、目に見えない物事を具現化することが、いつの時代にもアーティストの想像力を搔き立てるものだったからでしょう。
     神や悪魔、怪物や精霊、それらは人間が生み出した存在です。その存在理由の根底には、それらを必要とした人々の心があったのでしょう。そしてそれは時代を経て、科学技術が発展し、物質的に満たされつつある現代でも変わらないのかもしれません。コロナ禍に現れたアマビエなる妖怪もその一つでしょうか。
     私自身も子どもの頃から、本などを通して異界・異形の者たちに触れ、先人のイメージしたその存在の形をベースに、自分なりのイメージを作ってきました。私の中で脈々と続いてきた異界・異形の存在への興味、そしてその存在を形にしたいという想いは、弱い私の強さへの憧れだったのでしょうか。よくはわかりません。情熱とは常に論理的ではなく、感覚的なのです。
     だれもが自分の世界を持っています。他人から見れば、それは異世界です。私の世界(イメージ)と、ここを訪れるみなさんの世界(イメージ)が交わった時、どんな異世界からのつぶやきが聞こえてくるのでしょうか。受け入れられない恐怖の存在ではなく、共に在ることのできる、ある種の親しみを感じる存在として、彼らのつぶやきに耳を傾けてもらえたら幸いです。

    がまサーカス387
    (ガマサーカスサンハチナナ)
    福井県生まれ
    以後 地球市民として地道に生活をおくるかたわら、
    制作活動を続けています。

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